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日記

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2024年 タマゴグミの家づくり

今日は1月26日。 やっと年初めのブログを書いています。

 

2024年は大垣に集中して建てさせて頂きます。他にも岐阜市や三重県などに建てさせて頂くのが決まっております。また、新しい工法でのIT会社の事務所リノベーションも行います。

 

今回は、いまから取り掛かる物件にどんな思いを込めたのか、そしてこれから設計させて頂く物件にどんな考えを盛り込むのかをちょっと書いてみます。

コンパクトという意味を正確にとらえた家づくり

 

狭小住宅のリビングコンパクトというと、どんなイメージを持ちますか?

4人家族の家で30坪を切る家ですか?それとも20坪を切るような家ですか?

 

昨年末・今年初めとタマゴグミにしては比較的大きな物件の設計をしていました。30坪ははるかに越す大きさです。しかその物件もコンパクトと呼べると気づきました。

 

コンパクトにするとは、削り取ってより豊かな空間にすることです。

 

例えば要望や条件を全て詰め込むと50坪になる家を40坪の家にプランニングして、より豊かな家にすることもコンパクトと言えるということです。

 

今後は今まで25坪以下の設計で培ってきたノウハウを大きな家にも生かしていき、コンパクトで豊かな家づくりをしていきたいと思っています。

 

広く感じるを言語化する設計

コンパクトハウスの窓

先日プレゼンテーションさせて頂いたお客様からの質問です。

「やっぱり天井は高いほうが広く感じるのですか?」

 

今まで全国の色々な住宅を見学させて頂きました。全国的に有名な建築家が設計した家も数多くあります。そこで覚えてきたのは広く感じさせる手法は様々であるということです。

 

確かに天井を高くすると広くは感じます。ただ、高さを間違えると間が抜けた空間になります。

天井が低くても開口部の位置や大きさを工夫することで、広く伸びやかな空間になります。

また、サッシ枠など消して空間に出てくる要素を減らしていくことで、外と中との領域が軽くなり広がりを感じるようになります。

 

・・・・・わかりますか?

そうです、私はまだ広く感じる空間、伸びやかな空間のつくり方を言語化できていないのです。これではあなたには伝わりませんね。もっと上手に言語化して、お客様と広く感じるを共有できる設計者となりたいと考えています。

 

お客様をもっとよく観察するいえつくり

年始に今まで建てたお客様のところへ回っています。

皆さん暖かく迎え入れてくださり本当にうれしいひと時です。

色々なご家庭を訪問して気づくのが みんな違う です。

 

私が予想したようにお暮らしの方、予想外の方、セルフビルドで何かを作っていらっしゃる方、様々です。

 

お客様のことをよく知り家を建てる。当たり前のことですが、見落としがちなことです。

本当にあった家を提供できていたのだろうか? もっと出来たことはなかったのか?と自問自答することがあります。

 

そのお客様に会った家づくり=お客様のご希望をすべて受け入れる ではないと思っています。

あくまでも設計は、建築士からの提案が主でないといけないと思っています。

ただし、その提案が独りよがりでなくお客様の話しをきちっと聞いて提案できているかが重要かと思います。

今一度 先入観にとらわれず素直に聞き、お客様をもっとよく観察する設計を心がけたいと思っています。

耐震をよりスマートに

元旦の能登半島地震、1000年に一度の地震とも言われています。耐震性能が良い家ばかりだったらこんな被害にはならなかったかもしれません。

 

住宅業界では、許容応力度計算の耐震等級3は当たり前となってきました。弊社も全棟この基準で行っています。その立役者は構造計算ソフトです。

一本一本手計算で確認していたら1週間はかかるであろう計算をほんの1分程度で終了させる力はたいしたものです。

ただ、それが災いして相当ひどい設計でない限り何とかなってしまうのです。

 

本来構造設計はプランニングの段階からスタートしています。

プランニングが悪いと、構造はバラバラとなりなんか気持ち悪い軸組(柱は梁の組み方)となってしまいます。

良い構造設計の結果はバランスだと思っています。部材がそろっている、極端に太い柱や梁がない、何となくすっきりしていて将来の間取り変更も楽。

そんな設計を極めていこうと思っています。

 

性能をわかりやすく説明

タマゴグミのお客様で、冬に寒いという方もいらっしゃいますし、快適だと仰るお客様もいます。

それは性能の差、ではありません。窓や冷暖房機の使い方の差です。

 

「室温・動的熱負荷計算」ということをすれば、何月何日の何時にこの部屋が室温何度になるかまで計算で出せます。

ただし、それにはどの窓から太陽の光を取り込んで、どのエアコンを何度設定で何時から何時まで使用するという条件を満たされる必要があります。

 

そのことをきちっと説明してこんなふうに使ってほしいと設計側からの提案が足りないと「寒い」という結果になってしまいます。

 

UA値0.4だとか、C値0.3だとか数値だけ独り歩きして、意味をきちっと説明していなかったのが悪かったと反省しています。

UA値の単位はW/㎡・K 内と外の温度差が1度の時に1㎡あたり逃げていく熱量(W)です。

そしてこの数値が0.1違うと外気温が3度の日にどんな影響があるのかを分かりやすく説明できる力をつけていこうと思っています。

そうすれば、お客様をくだらない数値ゲームから救えますし、ご自分で選ぶ力も持っていただけるはずです。

これらはこのホームページ上でも説明してきます。

 

素朴な家づくり

年末から年始にこんな本を読んでいました。

 

フランスに1回 それも1週間程度しか行ったことがない私がこの本を読んでウンチクを語れるわけもありませんが、素朴ということを考えるには良かったです。

 

タマゴグミの家は、とにかくコンパクトにすることに力を入れています。

けど、コンパクト=安っぽいというイメージはぬぐえません。

先日見たNHKの正直不動産では狭小住宅が悪のような扱いをされていました。

コンパクトにするとはどういうことだろう?と考えていて思いついた言葉が「素朴」です。

 

素朴は危うい言葉で、意味自然体や飾り気がないですが感じ方は人それぞれということです。

朴=切り出したままの木  素=手を加えていない本質。

素・手を加えていなくてもいいということは、いかに 朴・そのままのものが魅力的であるかです。

ということは、設計力をもっと磨かなきゃいけないということですね。

 

周りの家と同じ材料を使っていても「なんかいいね」と言われるまで設計力を高めた家づくりをっ目指したいと思っています。

 

 

2024年こんなことを考えながら家づくりをしていきます。

 

 

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家づくりの相談・土地探しの相談受け付けています。家づくりを考えだした方、土地探しのとき何をしていいか解らない方、ぜひ相談ください。

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