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資金計画

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住宅ローン 保証会社ってなに?

久々に住宅ローンの話です。

読むと暗くなる話ですが、知っておいてほしい情報です。

タマゴグミではローン事故ゼロをずっと続けて、誰一人として破綻しないことを願っています。

だから、ローンについては結構厳しいことをアドバイスしてしまいます。

 

返済比率ギリギリでローンは組まない 収入合算・ペアローンは組まない 連帯保証人はつけないの3ない運動実施中!

住宅ローンを借りる時 なぜ保証料が必要なの?誰の保証をしているの?

家を建てる方のほとんどが借りる住宅ローン。実は私もいまだ住宅ローンを払い続けています。

銀行でローンを借りる時、保証料というものがとられます。大体借りる金額のの2%弱。

2000万円借りるとしたら40万円かかります。

保証料は保証会社に支払われます。

 

保証って誰の保証をしてるの?

自分たちのお金を出して保証会社をつけているんだからそりゃ消費者である私たちだろう。と思いますよね。というか本来そうあってほしいですよね。

残念ながら違います。銀行を保証しているのです。

 

もし、あなたがローンを支払えなくなったら保証会社は銀行に残金を支払ってくれます。これを代位返済と言います。代位返済が行われたら、債権の権利(お金を回収する権利)は保証会社へ移ります。

保証会社は、直ぐにあなたに全額返済を求めてきます。ローンが払えないのに全額返済なんて無理に決まっていますよね。

そうなると家は競売にかかります。売って終わりではありません。競売にかかった家は、相当いい立地でない限り建てたときと比べ物にならないほど安値で取引されます。

なぜ、建てた家に価値があまりつかないのかは以前書いたブログにありますのでそちらをご覧ください。家の価値と住宅ローンの関係

 

銀行を守るために補償金を払うのっておかしいよ

と思いますよね。

けど、私はこれは仕方がないことととらえています。

銀行がなければ長期かつ低金利の住宅ローンは借りられないわけです。銀行は家をつくる工務店と同じくらい重要な役割をしているのです。

 

銀行が住宅ローンのリスクを全て抱えてしまったら、金利はもっと高く保証料の割合も上がるでしょう。それどころか、住宅ローンという商品自体をやめてしまうかもしれません。

 

※保証料のない住宅ローンもあります。例えばフラット35、ネット銀行の一部、地銀の一部が取り扱っています。ただし、審査が厳しかったり金利が少し高いということが多いです。

 

私たちのできることは

交渉です。

保証料はいわば銀行のリスクヘッジです。ということは、「私はリスクが少ない人物である。」ということを証明すればいいのです。

そのためには、自分の情報を整理しておきましょう。

  • 資格は何を保有しているのか? 特に国家資格は有効です。
  • 会社の勤続年数を正確に把握。
  • 会社での役割 業務内容の正確な把握
  • 現在の預金金額・預金の他の資産
  • キャッシュカードの整理(いらないキャッシュカードは解約を)
  • ローン事故は絶対ダメ 特に携帯などの引き落としの事故

 

使えるかどうかわからないというものでも一応情報として知っておきましょう。

例えばパートナー(奥様や旦那さん)の資格や仕事。

これらの情報は、金利引き下げ交渉のネタにもなります。

 

銀行の比較もしましょう

住宅ローンの比較は金利が一番気になるところですが、他の比較も必要だということです。

 

保証料・手数料・団体信用生命保険の内容・繰り上げ返済時の手数料 この程度は比較の内容に加えましょう。

 

けど、銀行を比較するって言ってもどこへ行っていいかわならないし、どんな交渉方法をしていいのかもわからないよ。

 

通常そうだと思います。そんな方には次の方法をお勧めします。

 

1,まずは住宅ローンシミュレーションを使いながら借り入れ金額を決める。ローンシミュレーション

2,検討している工務店や設計事務所の担当に相談して、一緒に銀行まわりをする。

 

ここで重要なのは、ご自分で返済計画を立てて借入金額を決定しておくことです。

 

もし、この辺りが解らないとか、ご自分で銀行をまわってみたいという方は一度ご相談ください。

 

今日は以上です。