家のコスパ本完成 なぜ今コスパが重要なのか?
2023年04月16日
昨年11月に書き始めた「コスパのよい家のつくり方」の本(略称コスパ本)がやっと完成しました。
何度も書いては消してを繰り返していたら半年近くかかってしまいました。
今回正式な募集ページをつくる前ににこのページで配布することにしました。
コスパ本には何が書いてあるかというと
コスパの良い家をつくるための基礎知識からタマゴグミが行っているコスパアップの方法を具体的に書いています。
どうやって良い材料を安く手に入れているのかとか、コンパクトな家なのに居心地よくするための窓の開け方とか、部屋を共有して無駄なく使う方法とかてんこ盛りにしました。
だから、同業の方には見られたくないなとちょっと思っています。
この本を読むことであなたが得ること
この本には家の施工や設計の具体的なことも書いてあります。とはいっても、あなたが家づくりの設計のときに具体的に材料を決めたり、現場に行って直接指示することもできません。
じゃあ役にたたないじゃないかと思いますよね。
この本の狙いは、設計者や工務店の提案を理解できる力を持つことと、コストダウンの話し合いに参加できる力を持つことです。
あなたが何気なく出した要望が実はコスパを悪くしていることや、コストダウンするために工務店から出された提案を安易にOKしてしまって結局パフォーマンスが悪くなったりするケースが多々あります。
そういうことを防ぐ知識もつけてもらおうと思っています。
そしてあなが「こんな材料はないですか?」とか「こんな間取りにしてもらえたら?」とチョットだけコスパの提案ができるようになったらいいなと思っています。
家にとってなぜ今コスパが重要なのでしょうか
家を買おうと思っているあなたはこう考えていませんか?
「物価が上がったんだから家の価格が上がったのは仕方がないよ。」
「予算オーバーでも仕方がないよ。後悔しない大きさの家を建てるんだったら。」
家づくりの絶対条件は 予算を自分で決めて予算内に収めることです。
残念ながら、4年前の住宅価格に戻ることはありません。
よって、予算は増やさないといけないのは事実です。
ただ、それと同時にこんな考えを必ず持ってほしいのです。
「物価が上がったから家の価格は上がっているけど、何とか予算に近づけられないかな。」
「予算オーバーか。けど、予算オーバーは10%以下で」
上記の考え方をするためには、コスパを考えることが重要となっています。
2023年の家づくりのコスパは「切り捨てを正当化」すること
コスパがいい、ってどんなイメージを思い浮かべますか?
例えば旅行。
温泉旅館を頼んだ時、オプションで伊勢エビの刺身(私は食べたことないけど・・・)を頼んだらおもいがけず大きなエビでおいしかった。なんていう感じでしょうか?
私が提案する家づくりのコスパは、切り捨て(引き算)のコスパです。
例えば、居間を16帖から12帖に小さくした。その代わりにお庭の窓を工夫して広く感じるようにした。
例えば、室内の壁をしっくい塗りから水性塗装に変えた。水性塗装の色と質感にこだわったら感じがよくなった。
つまり、価格を落としてもなお居心地を保つ方法なのです
コスパと安いとは違います
これも本書の中で説明しました。ここでは私の事例の身を書きます。
時計のスウォチというメーカーをご存じですか?
創業40年チョットで、オメガ・ロンジン・ティソなど老舗メーカーも傘下に持つスイスで一番大きな時計メーカーです。
20年以上前、Irony(アイロニー)シリーズという腕時計を出しました。
アイロニーの意味は皮肉。
内部の機械は他メーカーが10万円程度で売っている時計のものを使用して、それを2万円もしない価格で売っていました。要は「あんたらの10万円のものを、うちは2万円以下で売ってるぜ。」というスウォッチらしい皮肉めいた商品を作ったのです。(現在もそのシリーズはあります)
私は喜んで買ってしばらく使っていました。約5年後、ケースや風防がボロボロになってきたのです。
一本だけちょっといい時計を持っているのですが、それは何年たってもそんなことにはなりません。
上記で何を言いたいかというと
5年以内のコスパならアイロニーシリーズが良いのですが、それ以降になるとそれなりの価格のものが勝るということです。
同じような機能でも、安いとコスパとは切り離して考えなくてはいけないということですね。
コスパ本 お申し込み方法
フォーム作成が間に合っていません。
そこで、今回はLineでお願いします。
下記のリンクからラインで友達登録を行って頂き、
お名前・住所・そして「コスパ本送れ」とお送りください。
お手数ですがよろしくお願いします。
何とか1週間程度でフォーム作ります!