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居心地の良さの設計

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ご主人必読! 家づくり 気づかなかった夫婦のずれ。

住んで1年目の奥様にインタビューしてわかったこと

今回はご主人必読の内容です。多分、断熱がどうのこうのとか、気密がどうのこうのということよりはるかに重要な内容となります。

 

ちなみに、この記事に使っている写真ですが恒例になりました年始のあいさつ回りで撮ってきた写真です。毎年年始に建てさせて頂いたお客様のところへお土産を持ってまわります。もう100棟ほどとなり、丸々3日間かけて回ります。

 

さて、今日の話を始めましょう。

 

 

8分15秒から ぜひ聴いてください

インタビューをウェブラジオにアップしました。

家づくりは今までの生活の延長線上 という話をしようとしてつくったのですが、偶然非常に参考になる話が聴けました。

お時間がない方は8分15秒から1分程度、聴いてください。特に世のご主人方には聴いてほしいです。

スタンドFM住んで1年目インタビュー

 

好きにしていいいよ。は奥様にとってつらい。

今回の話は全ての奥様という訳ではないでしょうが、今回の例のように思っている奥様も少なからずいらっしゃるということを知っておいてほしいのです。

 

男としては、「キッチンは女の城」とか「奥さんが輝いている家こそ円満な家」と考えがちで、だから家づくりは奥さんの好きにしてもらおう。口は出さないでおこう。

と考えがちですね。

私はこれは間違ってはいないと思います。

 

ただ、それが重荷になることがあるのです。

 

「もし、家づくりで失敗したら、後悔することがあったら、多分旦那は何も言わないと思うけど 私一人が責任を感じることになりそれがつらい。」

 

この言葉はインタビューの時に伺いました。

このように奥様につらい思いをさせていることがあるということを知っておいてほしいのです。

 

実は私もこの話をきくまで気づきませんでした。

本当に良い話を伺ったと思っています。

 

※いつもブログ連動でメルマガを発送しています。今回はこの内容を深堀して、「サービスができる建築屋とは」について書きます。メルマガ登録はこちら

親さんのアドバイス 6分15秒あたり

家づくりに対して親さんからのアドバイスが重要なことを聴きました。

今回も家づくりに対していろいろアドバイスを受けたようです。

親さんのアドバイスは案外役に立つ、というか腑に落ちるのです。

 

 

それには理由があります。

あなたが子供の時、多分20歳近くまで生活のお手本は親さんなのです。

これは子育ても同様で、私たちは親がやっていたこと、してくれたことをまねて生活していることが多いのです。

それをずっと見てきた私たちは、良いか悪いかは別として親さんのアドバイスがスッと腑に落ちるのです。

 

 

ただし、これには注意があります。

通常家づくりのとき、親さんは2組いるということです。ご主人の親さんと奥様の親さんですね。

それぞれ、生活の環境が違います。ということは、アドバイスも違って当然です。

奥様はご主人の親さん ご主人は奥様の親さんのアドバイスに違和感を感じるかもしれません。

これは仕方がないことです。

 

因みにこの違いを作っているものはミームと言います。ミームについては他の記事で書いていますので興味のある方は読んでみてください。

ミームについて

 

家づくりは、今の生活の延長線上にある

本当は今回のインタビューはこのことを書くために行いました。

ここでバラしちゃいますけど、お客様インタビューは意図があって行っています。

今回はこのことが言いたくてインタビューしました。

ウェブラジオを聴いてもらうと、それがバレバレでインタビュースタート時はなんか違和感がある話の内容になっています。

 

さて、ネタばらしはいいとして、

この内容も家づくりには重要です。

 

家づくりをするとき、カッコいいものや素敵なものを一杯見ます。特にモデルハウスや写真集はそうですね。

当然、モデルハウスや写真集はあなたの夢を盛り上げ、素敵な生活を想像させるためにあるのです。それが証拠に、写真集で子供のオムツを変えている写真や、パジャマのままパック納豆をかき混ぜている写真は一つもありませんよね。

 

だけど本当は、それらも含めて生活なのです。テーブルを囲んでコーヒー(インスタントじゃないですよ、豆からひいたやつ)を飲みながらボードゲームを家族でするなんて年に1度あるかどうかですよね。

 

家づくりの時、忘れていけないのは今までの生活です。

 

 

今の生活を楽にすることで余裕が生まれて、素敵な生活となるのです。

今回のインタビューで奥様がこんな感想を言ってくれました。

 

「せっせせっせとすることが無くなって、穏やかな感じなっています。なぜか」

 

私たちにとって最高の誉め言葉で 嬉しかったです。