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ビオソーラーは省エネ快適商品です

家を建てられるとき、お勧めしているものがあります。それは「びおソーラー」という太陽熱集熱パネルです。

ZEH ゼロエネ住宅 という言葉を聞いたことはありますか?私はZEHと聞くどうしても「ゼットン」を思い浮かべます。これなんですけどね。

 

ウルトラマンに出てきたムチャクチャ強い宇宙人です。話はそれますが、あのころのウルトラシリーズはなんか社会性がありましたね。ゼットンはウルトラマンの最終回に出てくるのですが、ムチャクチャ強くてウルトラマンは負けてしまうのです。最終的には科学特捜隊が作った兵器でやつけるのです。今考えると「ウルトラマンが倒せない宇宙人を人間がつくった兵器でやっつけるなんてそんなムチャクチャな。」と思うのですが、子供たちに「頼りにしているやつでも負けることはある。最後は自分で何とかしろ。」というメッセージを出していたのかもしれません。

そうそう、この後のウルトラセブンシリーズはもっと社会性がありましたね。公害問題とか、人との信頼関係とか・・おっと話を戻します。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。(経済産業省)

タマゴグミでも、補助金を頂きゼロエネ住宅を数棟建ててきました。出来る限り断熱性能を高めてつくるのですが、最後には太陽光発電を4キロほど屋根につんで、省エネエアコンをつけて消費エネルギーをゼロに無理やり合わせる、というものです。そうです、ゼロエネ住宅は今のところ「太陽光発電ありき」なんですね。

かといって、太陽光発電を否定するわけではありません。うちの家にも太陽光発電を積んでいます。

私としては、環境や省エネはもちろんのこと、「もっと快適に」と考えたときどんなご提案がいいだろうと思い、選択しているのが「びおソーラー」なのです。

びおソーラーって何?

ホームページがありますので、そこから抜粋します。

「びおソーラー」は、太陽熱で空気を温めて床下に送り、蓄熱し、その輻射熱を利用して床暖房をします。最大の特長は、換気しながら輻射暖房できることです。本来、換気と暖房は相反するものですが、それを同時に行えるのが空気集熱式の利点です。
夏は、放射冷却を利用して、夜間涼風取り入れを行います。冷房でない、寝苦しくないやり方です。
もっとも暑い時期・寒い時期には、補助空調をお勧めしますが、春や秋の心地よい気候を延長する効果を持つびおソーラーと建築の工夫で、自然室温で暮らす家を目指しましょう。

手の物語ホームページより  詳しくはこちら ビオソーラーの説明

このシステムでよく尋ねられるのが、「びおソーラーがついていたら、暖房機器はもう使わなくても大丈夫ですか?」ということです。その場合は正直にこのように答えます。「真冬はエアコン等暖房機器を使わないと無理です。夏もエアコンを適時使ってください。あくまでも補助暖房です。」

そして価格ですが、65万円~85万円程度(すべて税込み、取り付け費込み)になります。ちなみに、太陽光発電は4Kwで108万円(工事費消費税込み。補助金考慮せず)です。

太陽光は設置に補助金が出て、売電という制度がありますので7年程度、遅くとも10年程度で元が引けるでしょう。ぞれでは、びおソーラーはというと、、、、、元を引くには早くて25年くらいはかかります。

じゃあ、太陽光発電のほうがいいじゃないか。  と思いますよね。 はい、元を引く観点からいったら間違いなく太陽光発電のほうが遥かに上です。

なぜ、びおソーラーをお勧めするのか

一言で終わります。快適だからです。

実はうちにはついていませんので、あくまでも施工中の体感をもとにかきます。

想像してみてください。

寒い冬の日、床がほんのり暖かい、外から帰ってきたら家がホンワカ暖かい。それが、家の中の空気を暖めて出来たのではなく新鮮な外気を取り込んでつくられた空間なのです。 夏の暑い日の朝、部屋の中がなんかさわやかに涼しい。旅行から帰ってきて家に入ると木陰のような感じがする。寒くなり始めた秋、肌寒さを感じたくなって窓を全開にしたくなることありませんか?暖房で暖めた空気ならもったいなくて出来ないんだけど、びおソーラーなら窓を開けても気にならない。

そんな快適さをつくってくれるのです。

欠点もあります

太陽便りですので寒い時期は、雨や雪や曇りの日には動いてくれません。雪なんか積もっちゃったら最悪です。(ガラス面ですからよっぽど積もりませんが)雪がビュウビュウと降っている今日こそ動いてほしい、と思うのにそういう時はお休みしています。

夏は、空気が冷えてきた夜、急に動き出すので小さなファンの音とはいえウットウしいです。冬の稼動は昼間だからよっぽどいいのですが、夜中にロフト上からブ~~ンというファンの音がしてくると、たとえ小さな音でも気になります。 特に、タマゴグミの家は性能がいいので(自慢ですが・・)夜はシ~~ンと静まり返っていますので。

床下はやはり5年に一度くらい掃除機をかけたいですね。

びおソーラーは快適商品です

びおソーラーは自然の恵みである太陽の熱を使って部屋を暖める省エネ商品です。ただ、省エネというとどうしても光熱費の削減という流れになり、太陽光発電等と比較になってしまいます。

だからあえて、びおソーラーは快適商品と位置づけています。もしかしたら贅沢品といってもいいかもしれません。 窓を閉め切ったままでも自然の力を使って、あたかも窓を開けているがごとく新鮮な空気を快適な温度で導入する。

開き直って光熱費の削減になっていないからと考え、だから家をコンパクトにして暖める空気の量を減らして、みんながいつも集まってしまう快適な中心の部屋をつくって暖める場所を減らす。そうすれば、光熱費削減になるかと思います。

そんな家づくり、お手伝いをしたいと思っています。

https://youtu.be/Rux4RVDZ5bQ