親さんの土地に家を建てるときの注意点|自然素材注文住宅のタマゴグミ 岐阜・愛知で木の家づくり
2022年04月19日
親さんの土地に家を建てるときの注意点
タマゴグミでも、ご主人もしくは奥様の親さんの土地に家を建てるというケースがあります。
親さん名義の土地や、親さんが住んでいる土地の一角に建てるというケースですね。
親さんから土地を譲っていただけるということは、大変良いことです。
その分費用が少なくて住むわけですから、ローン金額も減りますよね。
しかし、良いことばかりではありません。
リスクがあるということをちゃんと知っておかなくてはいけません。
色々なケースで、色々なやり方や気をつけることがあるのですが、今日は主な2つだけお伝えしましょう。
リスク1、相続の問題
ご兄弟がいる場合には、気をつけたい問題です。
相続は、遺言書等が無い場合はまず、配偶者へそしてその後は兄弟等分に分けられることが通常です。
また、同じ敷地内に家を建てる場合、確認申請上は土地を分けますが登記上はそのままのケースが多いですね。
この場合、ご兄弟で相続となったら、家がいくらご本人の名義でも土地は平等に分割となります。(たとえ遺言があったとしても遺留分という権利があります)
この場合の対処方法は、土地の形状や場所、資産の状況により色々な方法がありますのでここでは「このように」とはいえません。
ただ、このようなリスクがあるということだけは知っておいてください。
いやいや、うちは仲が良い兄弟だから大丈夫、と思っている方もいるかもしれません。
私は、仲が良いからこそ、その関係がずっと続くように、家を建てる前か、建ててしばらく経ったときに、きちっとしておいたほうが良いと思うのです。
リスク2、ローンを借りるとき
親さんの土地に家を建てるとき、持ち主である親さんに金融機関は、次のようなことを依頼してきます。
担保提供者もしくは連帯保証人です。
ここで、2者の説明をしておきます。
- 担保提供とは
もし、ローン等が払えなくなったとき無条件で担保つまり土地ですね、その土地を提供してくださいということです。
ここでちょっと疑問なのは、「もし、ひとつの土地で母屋が建っていたらどうなるの?」ということですね。
この場合はローンを借りるとき、担保提供者として母屋も担保に入れられています。
よって万が一のときは、全て提供することになります。 - 連帯保証人とは
借りた人と同等の責任がある人という意味です。
銀行屋さんは、簡単に「連帯保証人のハンコはここね。」といいますが、無茶苦茶重い意味なのです。
親さんは、自分の土地を提供することで、自分の子供もしくは義理の息子さんのローンに関する全責任を肩代わりしてもいい、という覚悟をしなくちゃいけないということです。
最近は
担保提供者でなく連帯保証人になってくれなきゃ貸さないよというケース
は少なくなってきましたが、銀行によってはまだあるようです。
上記のことを回避するには、土地の持ち主を変える方法しかありません。
これも、借りる金額やご関係などで、方法は違ってきますので、一概には言えませんが、このようなリスクがあるということを充分理解しておきましょう。
とはいっても、親さんに土地を提供してもらうことはリスクよりもメリットのほうが多いと思われます。リスク回避の方法を抑えておけばいいだけなんですね。
上記のことで質問などありましたら遠慮なくご連絡ください。
また、相続問題に強い弁護士さんや税理士さんもご紹介できます。
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