土地と日当たりと設計と
2026年03月09日
土地探しでやっぱり気になるのは「日当たり」
タマゴグミでは、土地探しからお手伝いをしているのですが、土地探しの重要な要素は
- 立地→あなたの要望で決まります。
- 法規→これは調べればOK
- 価格→資金計画から決定します。
- 大きさ→20坪以上、幅5mあればなんとかなります。
- 周辺環境(お隣さんとか)→調査可能ですが、分からないこともあります
- 日当たり→今日のお話。
- 景色→現地や地図アプリを見ながら探し出します。
です。
今日は日当たりと設計について、実際にタマゴグミで土地探しを手伝ったお客様の事例をもとに説明します。
日当たりが誰でもわかるツール 日影図を見てみよう。
日当たりはどんな図面で確認するのか実際に見てみましょう。
まず、周りの建物が何時にどんな影を落とすかを書いた図面です。

周りの建物がどんな影を落とすかを書いた図面です。
これは、太陽高度が一番低い冬至の午後2時、検討している土地の地表面(地面の高さ)にどんな日陰が落ちるかを書いた図面です。
線は、影の形、線に書いてある小さな文字が時間です。
そしてこれらを集めた結果が
等時間日影図となります。それがこちらです。

上の図は、冬至の朝8時から夕方4時までの間 検討している土地のどの部分が何時間日陰になるかを書いた図です。この図を基に、建物位置や窓の位置を決めていきます。
ついでにAIにわかりやすく図を作ってもらったので載せます。

いまいちわからない・・・
AIは綺麗に書くけれど、実際の暮らしの影はもっとシビアです。
実際の報告書を見てみましょう。
これから出す図面は実際に土地調査報告に使った一部です。
報告書の場合、提示は「等時間日影図」 「日影図」の順番にしています。
それの方が理解しやすいからです。
まず、等時間日影図を。
日影図 等時間日影図は家の計画に合わせて測定

南南側の建物は、日当たりに影響しないことがわかります。
けどちょっと待って!さっきと違う。
そうです、1.8mの高さのところで測定しています。
理由は目隠しを建てるから。
例えば、
1階の掃き出し窓なら、地表+60㎝
今回のように目隠し壁を南につけるなら、目隠し壁の高さで
2階の吹き抜けにつける窓なら、地表+3m
2階屋根の太陽光発電を検討するなら、地表+5.5m
という高さで検討します。
この結果は、家づくりの間取りに大きく影響するので必ず行います。
ついでに、日影図を

何時に影が影響するかがわかります。
これらを踏まえて、
この土地の報告書(簡易版)がどうなったかをのせます。

日影に振った土地調査の報告書の一部です。他に法規やハザードマップその他を報告します。
ちょっとみにくいですが、拡大しながら読んでみてください。
この時点で間取り詳細までは決めていませんが、大体の配置は決めています。
なお、報告書に出てくる「鷺山の家」とはこちらです。
土地が間取りを決めてくれる
ここまで見てもらってご理解いただけると思いますが、
土地や周りが家の形や間取りづくりに大きく影響していることがわかります。
というより、日当たりや周りの環境がほぼ間取りを作っています。
誤解しないでほしいこと
日当たりが悪いということ
日当たりが悪い=暗い ではありません
北の窓も強い影をつくらない優しい光を昼間届けてくれます。
日当たりが悪い=寒い でもありません。
今の家の性能はそんなヤワではありません。
窓の位置は周りの環境が決定します。
北に良い景色があれば、窓をつくります。南に窓をつくっても開けたくない状態になるのであれば、つくりません。
窓は、
開けて景色が見たくなること、
光を取り込みたくなること、
風を通したくなること、
出てみたくなること
という場所で決定して
窓からどれくらいエネルギーを取り込めるか、どれくらいエネルギーが逃げるかを計算して位置の微調整や、大きさを決めます。
確かに 冬、南の掃き出し窓から日射をフルに取り込むように設計すれば、エアコンの電気代で月あたり約1000円程度は浮かせます。
ただ、その窓が「開けたくないからずっとカーテン閉めっぱなし」もっとひどくなると「シャッター閉めっぱなし」だとしたらそれこそ暗い感じの家になってしまいます。
こんな日影図も書きます

大垣ソフトピアの日影影響を書いた図
おおきな公共建物が近くにある土地も検討されていました。そこで、その建物の影がどんなふうに影響があるかを調査した図面です。
ちなみに、大きな建物があるところや込み合った土地は「風」にも注意する必要があります。正確にできるシミュレーションソフトもありますが、高価で私も持っていません。
その場合は、地図を見ながら予想をしたり、現地に行ってその周りの樹木を見たりして報告します。ただ・・・・あくまでも予想です。
こうやって土地探しを行い、相談を重ねて完成した家が下の写真です。
北側を見た様子です。

これが、日当たりを計算し尽くして、あえて北に窓を作った結果の明るさです。
近々紹介いたします。
ここから宣伝です。
今日お話しした通り、本当の日当たりは「地面」ではなく、あなたが実際に過ごす「窓の高さ」で測らなければ意味がありません。そして、その窓から見えるのが「お隣さんの壁」や「通行人の視線」なら、どんなに陽が入っても、結局はカーテンを閉め切る「暗い生活」が待っています。
タマゴグミでは、土地探しの段階からここまで徹底して「影」と「視線」を読み解きます。
「自分の検討している土地、本当の日当たりはどうなんだろう?」 「この変形地に、明るいリビングを作る知恵を貸してほしい」
そんな不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ一度、私たちの「土地診断・家づくり相談」を活用してください。
私たちは営業マンではありません。 あなたの土地が持つ「本当のポテンシャル」を引き出し、30年後も「この窓を作って良かった」と笑える設計図を描くのが、私たちの仕事です。
まずは、タマゴグミの設計思想が詰まった資料を手にとってみてください。 あなたの土地探しが、ただの「不動産選び」から「暮らしの設計」に変わるはずです。
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