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【タマゴグミオーナーさん向け】 エアコン2027年問題

 

今日の話題は、エアコン2027年問題についてです。

余談ですが、この○○問題という言い方、どうも日本特有らしいです。まあ、2024年 2025年 2026年とすべて○○問題というのがあるので、2028年も出てくるでしょうね。

 

エアコンの価格がすごく高くなる2027年

2027年度から国がエアコンの省エネ基準を大幅に上げる予定です。

具体的には、20%前後の効率アップを要求しています。現在の超省エネ基準のエアコンが普及版となるというイメージです。そうなると、今まで普及モデルと言われていた価格6~8万円程度のエアコンが市場から消えます

 

今言われている大体の価格ですが、

普及版は現行6~8万円程度→2027年度以降10~16万円程度

高性能モデルが 現行15~25万円程度→20~30万円程度

となります。

高性能化で電気代がどの程度安くなるか?

現行基準と2027年度基準で比較すると、エアコン1台年間約3000円程度のダウン

2010年以前のエアコンと2027年基準で比較すると約6000円程度のダウンです。

 

今後電気代が大幅に上がれば別ですが、10年で元を取ることは難しいでしょう。

ただ、温暖化対策にはなります。

 

エアコンを買い替えるなら

2010年以前のエアコンをお使いの方は、現行タイプでもかなり省エネになります。

現行の商品を買われるのはいい手かもしれません。

 

2012年とか、そのあたりの方が悩まれるところですね。

あと数年でダメになるかもしれないし。

今、買い替える方法は2つです。

一つは、現行の普及版を買うこと。お金のことを考えるとこれが一番いい手です。

もう一つは、2027年以降に高くなった普及版を買うと思って、現行で「除湿」にこだわった機種に変えることです。

 

今、エアコンの選定は「夏」を考えることが一番です。

人が暑く感じるのは、湿度が大きくかかわります。除湿がうまくいかないと快適な夏の室内環境が作れないのです。

 なぜ、日本の夏は暑いのでしょう。そしてエアコンにどんな仕事をさせなくてはいけないのでしょう。

 

暑さは温度と湿度で感じます。温度は、温度計で測れる熱ですのでわかりやすいです。

湿度ですが、通常皆さんが耳にする湿度は相対湿度といって、その時の温度でどれだけの水分が貯められるかから出す割合で、パーセントで表されます。ということは、空気中に漂っている水分が同じ量なのに温度が上がると相対湿度は下がるという現象が起きます。

もっとざっくりいうと、「相対湿度はムシムシする体感の指標にするには難しい。」ということです。

 

ムシムシする指標は絶対湿度といって、1キログラムの空気に何グラム水が入っているかという数値です。その理由は、汗が蒸発するかどうかです。

 

日本の夏の比ではない気温50度にも達するデスバレー。人はなぜ生きていけるかというと、絶対湿度が異常に低く(5グラム程度)汗で熱をバンバン外に放出できるからです。

 

岐阜の夏はというと、絶対湿度20グラム程度。汗が蒸発せず熱が人体にこもるばかりな状態です。

人が、快適な絶対湿度は11グラム以下

 

ご家庭には湿度計しかないと思いますので、夏の室内温度と相対湿度目安は28度~30度の時は45~40%程度です。

夏のエアコンの仕事は

夏のエアコンは、温度を下げるとともに9グラム分の絶対湿度を捨てさせなくてはいけないのです。

 

9グラムといわれても???ですよね。計算式はややこしいので、結果数値だけ言うと家一軒に対して

 

エアコンで1日に30~40Lの湿度を捨てさせる

必要があるということです。(現行法を守り、2時間に1度空気を入れ替えているとして)

 

これでエアコンのドレン菅からダラダラ水が出続けて、たまに詰まってしまう理由がよくわかりますね。(年間私のところにドレンつまり修理の依頼は2~3件あります)

 

夏と冬のエアコンの使い方

今は冬ですのでまず冬の使い方です。

冬はエアコン設定温度を20度程度の低めで風量を大きくします。

理由は、温度を上げると外部のコンプレッサーのモーターが動きます。

 

このモーターを動かすには電力をかなり使います。風量を送るモーターはコンプレッサーのモーターの10分の1程度の電気消費量です。設定温度を低めめて、風を強くし熱交換効率と室内の温度ムラをなくすことを狙います。

 

夏は逆です。

エアコンの目的が温度を下げる意味もありますが、湿度をどう下げるかの意味もあります。

すごく暑い状態を解消する以外は、風量は「弱」が基本です。室内の空気をかき混ぜるのは扇風機等サーキュレーターを使うのが理想です。

 

風量弱が基本である理由は、湿った空気をできる限り長くエアコンにとどめ除湿させる目的です。

室内空気の理想温度は28度 湿度は50%以下を狙います。30度45%でも結構快適だと思います。

参考2029年問題

これは、店舗や会社で大きな天井型エアコンや埋め込み型エアコンを使用している方に影響します。

 

一部、家庭でマルチエアコンという特殊なエアコンで全館空調をされている方も関係する場合もあります。(タマゴグミでは一軒もありませんのでご安心を)

 

ちょっとややこしい内容ですが、理由がわかりますので読んでみてください。

 

~ややこしい文書ここから~

 

以前エアコンの冷媒に使われていたフロンはオゾン層を破壊するとして、現在のエアコンはオゾン層を破壊しない代替フロンを使用しています。けど、その代替フロンも温暖化率が二酸化炭素の675倍もあります。

 

2029年代替フロンを70%削減する期限(ギガリ改正)が迫っています。

そこで、2029年を目指しさらに環境に良い代替フロンを使用することになるのですが、これがまた厄介で「燃えやすい気体」になります。

 

天井型エアコンや家庭用全館空調にも使われているマルチエアコンはそのガスを運ぶ菅をどうしても天井など室内を通さなくてはいけません。その場合、安全装置をつけろとか、警報機をつけろとか義務化される予定です。

 

壁掛けエアコンも価格はあがりますが、マルチエアコンはさらに価格が跳ね上がると予想します。

 

~ややこしい文書ここまで~

 

業務用と言われているエアコンが2029年以降価格が爆上がりする予想です。

もし、そのようなエアコンをお持ちの方もこの機会に買い替えを検討されるのが良いかと思います。

 

今日のつぶやき

ああ~何か一つでもいいから価格が爆下がりするものはないのか!!

 

 

この記事を書いたのは

株式会社タマゴグミ 一級建築士 井手 徹です。

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