平屋のような2階建の事例
2022年04月19日
自然素材の平屋+ロフトの家事例集
平屋+α
平屋は1階ですべての生活ができて、空間も落ち着いていていいですよね。けど・・・
平屋は基礎面積も屋根面積も大きくなります。また敷地にも余裕が必要です。つまり贅沢な
家なのです。
タマゴグミとしての平屋の考え方は
1.すべての居室と生活機能が1階にそろっており、ずっと1階のみで暮らせる家。
2.建物全体の高さを抑え安定感があり、出しゃばらないデザインとして街に溶け込まなくてはいけない。
3.軒や庇を大きく出して外部空間も一緒にデザインし 内外が一体になった空間であり、伸びやかで豊かなデザインでなくてはいけない。
ということです。
平屋にこだわるばかりに予算あわせのために、軒や庇を削り真四角の箱にしてしまったり外構に手を入れられず、ガレキの中にポツンと建つ真っ白な四角い箱なんて残念で仕方がありません。
そこで、考えたのがお客様にほんの少し考え方を変えて頂くだけで、予算を抑えつつ平屋の生活を実現することです。そのほんの一部とは
1.すべての居室と生活機能が1階にそろっており、ずっと1階のみで暮らせなくはいけない。
の赤文字部分です。例えばお子様が使う部屋とか予備の部屋、若いときにだけ使う寝室とかを天井を抑えた2階部分にもっていこうという考えです。
“Like One-story Type” 内と外を緩やかにつなぐ家
1階に水回りや主の部屋、
お子さんの部屋をすこし天井が低めの2階へ持っていったお宅です。
一回目にお会いした時に「7月頃からお願いします。」とご主人が仰いました。
私からは「はい。承知いました。けど、タマゴグミたまにネットで叩かれていますよ、ご覧になりました?」とお答えしたことを覚えています。私は、打たれ弱いので頓挫する計画が苦手です。ですので、タマゴグミのうわさや悪いこと、弱みは最初に伝えるようにしています。
それでも、弊社にご依頼いただけたので張り切って計画しました。
平屋が希望なんです。
お客様のたっての希望でした。
その後、ご希望をいろいろ伺いました。色々出していただいたご希望やご家族の生活を想像しながら、簡単なプランを作成して概算を出したら、予算にはどうしても収まりません。
そこで、ご要望と土地の形状などを加味しながら私なりにご要望の優先順位をつけました。
その結果できたプランで造られた模型が上の写真です。
内部の最初にご覧いただく写真はこの家の特徴でもある2階部分の吹き抜けに面した廊下です。
手を伸ばせば天井に届くほどの高さです。この低さがどんな効果をもたらすかというと、
一階と二階の一体感が高まってきます。
この心地よさは写真ではなかなか伝わりません。もうちょっとわかるようにVRでも画像を用意しています。ご興味のある方はタマゴグミまでご連絡ください。
外観は、ほぼ平屋のように見えます。
建物高さが抑えられていると、大地に根を張ったように見えて安定感がある感じがします。
夜の感じです。
このお宅で、完成した時にホームコンサートを開いてみました。
ちょっと長い動画ですので、適当に流し見してください。この家の雰囲気がもっとわかると思います。
次の動画は完成時に撮らせて頂いたものです