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日記

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岐阜の建築家さんと

昨日は、久々に岐阜の町に繰り出しました。ある建築家にあうためです。

ちなみに私は建築家・・ではありません。建築士です。建築家と呼ばれる人たちは独特の感覚を持っています。以前勤めていた設計事務所の先生いわく「日本で建築家と呼ばれる人は50人ほどしかいない。あとは自称建築家だ。」と。

 

彼らの話す内容は解らないことが沢山あります。独特の感覚で寸法を決めたりするので、それがなぜよいかは出来上がったとき、やっと解るといった感じです。

 

建築家さんと家づくりをしていてやっぱりタマゴグミで、というお客様もたまにいらっしゃいます。その理由を聞くと「建築家の先生は私たちのいうことを聞いてくれないのです。」ということです。

多分それは聞いてくれないのじゃなくて、受け入れる隙間がないのだと思います。

鋭い感覚で寸法や素材等全てが決まっているので、どれかひとつを崩すことは全て崩れることになるのが怖いからだと思います。

 

家を建築家さんに建てて貰ってよい家を建てる条件は、全てお任せすることです。そうすれば、すばらしいものが出来るはずです。

 

私たち建築士が出来ることは、建築家さんの造ったすばらしい建物を見せてもらったり、考え方を聞いたりして少しでもその感覚に近づくことかなと思います。

早々、話してきた内容は、空間についてですが、それは違うところに書きます。

 

写真は岐阜市の現場です。もうそろそろお引渡しです。

 

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