転職と住宅ローンについて
2018年08月13日
家のお金については順番に書こうと思ったのですが、そうしようと思うとなかなか出来ないので思いついたことや、ご相談をうけたことで公開してよい範囲で書いていきます。
さて、今回は転職と住宅ローンについて。
~本題に入る前にまずお断りを~
まずヒアリングをした金融機関は、フラット35で1社、銀行1社です。各金融機関によって多少の考え方の違いがあることをご了承ください。
電話にてお尋ねしたいつもお世話になっている、銀行関係者からのお話を全部載せていません。それは、「本音とたてまえ」があるからです。本音の内容はやっぱり書けません。すみません。。。
完全に私が間違っていました・・
岐阜で新築をお考えのお客さまより「よい転職口の話があるんだけど、どうしたらいいんだろう。」
それに対して、私は「転職される前に、ローンの本審査を申し込んで受かっちゃえばいいと思うのですが・・・・明日金融機関に確認します。」と解答しました。
はい、大きな間違いです。次の日、お詫びと金融機関担当者からの解答お伝えしました。
上記の考えでローンを行うと大変なことになる場合があります。お気をつけください。
フラット35と銀行ローンとで考え方が違います
銀行の場合
銀行での審査の場合、大切な情報のひとつが「源泉徴収表」です。この情報があればその人が会社からいくらもらっていて、税金や社会保険をいくら納めているかが直ぐわかるものです。通常1月から12月までの情報が載っています。彼らとしては現在勤めている会社の1年間の情報がほしいのです。ですので、「勤続2年間」が理想で「勤続1年はほしい」となるのです。
「じゃあ、転職1年以上ないと審査にも載らないの?」と聞いてみたところ、「いえいえ、その転職がキャリアアップであればいいですよ。」とのこと。
キャリアアップって、どういう状態のこと?と尋ねると 「う~ん、まあ~同じ職種で給料が上がるとか。。。」
ちょっとあいまいな答えになるのは、最終で審査しているのは通常「保証会社」だからです。
もうひとつ質問しました。
「もし、本審査を通した後に転職したらどうなるんですかね?」
すると
「あっ、そういう場合は審査のやり直しですね。」
恐ろしい・・・
もうひとつついでに聞きました。
「頭金からローンを実行した場合は?」
その場合はですね・・・あまり言えないのですが
「 」
ここは、やっぱり書けません。担当も私も責任が持てる解答ではないからです。ご了承ください。
フラット35の場合
フラット35とは住宅金融支援機構が金融機関と提携して提供している全期間固定金利のローンです。昔の住宅金融公庫のかわりのものです。
担当に聞いてみました。
「転職を考えいる人がいるんだけど、転職前に本審査通して転職しちゃえばいいでしょ?」と聞くと、
「やめてくださいよ~そんな危険なこと。そんなことしたら審査のやり直しですよ。もし落ちたらどうするんですか。」
解答は銀行と同じです。また、フラットの場合融資は完成後です。本審査を通して、工事着工、完成間近に転職。なんてなると大変なことです。
また、同じ会社で正社員から派遣社員になった場合とかも転職と同じ扱いとのことです。
「やっぱり、転職1年を待たないとダメですか?」と聞くと
「いえいえ、転職1ヶ月で審査します。」
1ヶ月の給料を12倍して、それを収入の審査対象にしますとのこと。
「だから、1ヶ月満額もらえる日程から就職してくださいね。」とのこと。
月の途中入社だと、たとえ10日分の収入しかなくてもそれを12倍で判断するからだそうです。
結論です
住宅をお考えで、さらに転職をお考えの方は、どうやら転職すると決めたのであれば本審査前に転職したほうがよいようです。