岐阜で土地探しをしている方へ
2022年04月19日
土地探しから家を考えている方へ
こんにちは、岐阜で木の家自然素材住宅を造っているタマゴグミのいてです。(このご挨拶は、アクセス対策用です。こうするといいらしいです、私にはわからんけど・・・)
これを書いてるのは 2016年5月5日です。今年のゴールデンウィークも秋や住宅の調査や建築相談、これから建てる方のお打ち合わせなどボチボチと働いていました。
そんな調査や相談を受けて私が感じたことを書きます。
家を建てる土地が見つからずに困っている人がいる、かたや土地が売れなくて困っている人がいる。
何を当たり前のことを言っているの?と思いますよね。けどあえて書きました。
土地を探している方は、今一度この現実を知ってほしいのです。
空家調査に伺ったお宅です。場所は出しませんが土地は100坪近く、建物も味が出ていていい感じです。正直なところ見て「おっ、こんな家を直せて住めたらいいよな。天井を抜いて針をむき出しにて・・・」
けど、売れないのです。
建物はまだ真っ直ぐ建っていますし、屋根からの雨漏れもありません。軒がちゃんと出ている建物ですので、外壁の痛みも激しくはありません。(余談ですがやっぱり軒の出は大切ですよ)
日当たりは良好な土地、前に車がすれ違える道路が付いています。土地は平地です。けど、近くの人すらほしいとは言いません。
一緒に調査した不動産屋さん曰く、「更地にしたら買い手が出るかもしれませんね」
けど、更地にする費用つまり解体費用、と売れるであろう土地の価格はほぼ同じか、もしかしたら解体費用のほうが高くつくかもしれません。ご先祖がここで住もうと見つけた土地、そして一生懸命建てた立派な家、それが、子孫のお金を奪う負の資産になってしまったのです。
このお宅の周りを見渡してみると・・・そんな予備軍の家がずら~っと並んでいるのです。
またまた、いてはオーバーなことを。どうせ、山奥の家の話だろ。と思いましたか?
いえいえ、岐阜市中心から30分圏内の話です。
上の写真は、30坪くらいの空家に1千万円以上の費用をつぎ込み再生した物件です。ちなみに私が造ったものではありませんし、岐阜ではありません。大阪の蒲生4丁目にある物件です。人口2万人の街では崩れそうな空き家に1千万円つぎ込んでもOKなのです。
この空き家の持ち主は、「どうしようもないか・・・」と諦めていた建物から月々数万円ずつの収入を得ているのです。
この差がどうして発生したのかは、多分説明しなくてもあなたには解るはずです。
土地を探すとき、この事実を常に思い出してほしいのです。
このゴールデンウィークに土地探しからのご相談は2件受けました。そしてその方々が狙っている土地は同じ場所でした。具体的には言いませんが、あの教育関連が充実した地域で川と同じ名前の地域です。
ああ、あそこか。。 解りましたか?
土地から家を探される方へ
家よりもまず土地が重要です。家屋なのに思いっきり不動産屋の肩を持ちます。
大きさを小さくしてもいい、間口が狭くなっても土地の形が変でも、日当たりが多少悪くても、それらは設計の力で何とかできる範囲です。
予算内で、あなたが便利だなと思う地域、そしてみんなが住みたいなと思う地域の土地を手に入れてください。一般的には交通の便がよく学校や病院、大型スーパーなどに近いところでしょうか。
けど、「田舎に住みたいな」という人。それでもOKです。選ぶ土地にこだわりを味付けしてみてください。
たとえば、「鮎の友釣りが好きな人は絶対ここを選ぶだろうな。」とか「自家農園をやる人はこの場所を選ぶだろうな。」とか「子育ては田舎でという人はここを選ぶだろうな。」という観点で土地を探してみてはいかがでしょうか? マニアックでも良いんです。日本には
1億人以上の人がいるんですから。
あなたが良い土地を見つけられることを願って。
タマゴグミでは 土地探しのお手伝いもします。ちょっと知りたいなという方は下をクリックして、「土地の探し方の本」をご請求ください。
追伸です
じゃあ、あんたはさぞかし良い土地に住んでいるんだろうな。と思われた方 うーん、残念。私、土地を買うときそんなに勉強しなかったのです。だから行き当たりばったりで。。。
そんな、私の経験がいっぱいつまった家公開しています。