タマゴグミが目指す家

 

タマゴグミとして家づくりを始めてもう10年以上になります。その間100家族以上の家を造らせていただきました。

10年以上ひたすら良い家を作ることに専念し、耐震性能を高め、断熱気密性能を高め、素材にこだわりやってきました。

 

研究のために、全国のどこかに性能やデザインが良い家が建ったと聞けば訪問し見せてもらい、家づくりの刺激になると思い、ヨーロッパやアメリカ、アジア、海外まで足を延ばしました。

しかし、自分がどんな家を建てているのか解っていませんでした。

どういうこと?と言われそうですが、ひたすら良いデザインを取り入れ、高性能化を図り、丈夫で長持ちな家を造ってきただけで、タマゴグミはどんな家?と言われてもはっきり答えられませんでした。

つい最近まで「丈夫で長持ちな普通の家を造っています」と言っていました。

タマゴグミの家は居心地が良い家なのです

これが解ったのが、タマゴグミで建てて頂いたKさんからの一言でした。

「居心地がいい家で満足しているよ。」「居心地が良い」

確かこの言葉はお客様からの年賀状に書いてあったり、定期点検の時に聞いたりする言葉だな。ハッとしました。そうか私は居心地の良い家を造っていたんだ。

迷いがなくなりました。

私たちタマゴグミは居心地が良い家を造っていたんだ。

居心地が良いとは

居心地の良い家を造っている、というと「ああ、快適な家をつくっているのね」と言われます。
実は居心地が良いと快適は違います。

快適とは心身に不快に感じられることがなく気持ちがいいことです。

 

家に例えると、どの部屋に行っても温度が同じ、隣の部屋の音が漏れない、どこでも明るいといった感じでしょうか。これは大切なことですし、タマゴグミも力を入れている事柄です。けど、上記のことならメーカーさんの家を選べば問題はないのです。けどなぜかあなたは私のこのページを読み漁っています。多分、あなたが家に臨むものは快適派というより居心地派なのでしょう。

 

居心地が良い

ある位置、場所にいるときの感じや気持ちが良い、ずっと居たいと思う、また行きたいと思う、それが居心地が良いです。

 

その場所に風や光、温度や湿度など快適要素が重要なことが解ります。ただし、それだけでは十分ではありませんし、それらが必ず必要という訳でもありません。あなたがなんかいい感じと思う場所なら居心地が良い場所となります。

居心地の例

キャンプなんかいい例ですね。あれは決して快適ではありません。けど居心地がいいのです。
そう考えると景色や時間の変化も重要なことが解ります。音も香りもそうですね。

 

静かなだけが良いわけではありません。

音楽だけが人に癒しを与えるわけではありません。風の音、雨の音、お子様の声、私はよくファミレスやマックで文書を書きます。静かだから集中できるという訳でもないのです。

 

また、人とのつながりも重要です。
奥様やご主人が機嫌がいい部屋は居心地が良い場所となり、お子さんが楽しく遊ぶ場所も居心地が良い場所であり、一人でぼ~っと出来る場所も居心地が良い場所です。もしかしたら、あなたの大好きな犬さんや猫さんがずーっといられる場所も居心地が良い場所かもしれません。

タマゴグミは性能を重視しています

性能が良い(快適温度)家

居心地の良い家の条件は性能が良い家と考えます。
あなたが、朝でも夜でも部屋の中を自由に不快な思いをすることなく移動できなくては居心地のいい家とは言えません。

 

  • 朝日が見たいのに、起き上がって窓までいくのが寒くて仕方がない。
  • 居間でストレッチをしたいのに、暑くてやる気にならない。

 

そんな障害であなたの居心地の良さを奪いたくありません。

空気の居心地の良さを、エネルギーコストを出来る限りかけずに実現するのが私たちの仕事です。

UA値がどうのとか、気密値がどうのとかG1レベル G2レベルとか、どうでもいい話です。
全館空調とか、個別空調とか輻射暖房とか、こういった話は、私たち業者があなたの生活を考えて提案する事です。

快適温度とは

内環境が20℃以上28℃以下、あまり移動しない夜中でもトイレやお風呂までの15℃以上30℃以下で湿度も保たれ不快な風が吹かない家で、さらには冷暖房費が年間5万円以下で保たれればいいわけですね。

 

タマゴグミでは全棟パッシブシミュレーションを行い、気象データとその土地の太陽の光のあたり具合を活用して、何月何日にこの部屋が何℃になるかの予想値を365日分計算しています。

居心地の良い家は安全な家

居心地のよさは、安心の上に成り立っています。
30年以内には来ると言われている、東南海沖地震。いつ来る地震におびえていては居心地が良いとは言えません。

タマゴグミでは、許容応力度計算を自社で行い今できる最高レベル、耐震等級3での構造を提供しています。

構造設計には、以下の3つがあります。

  • 壁量計算

    地震や風に耐える壁のみの計算・耐震等級判定は不可。

  • 品確法上の計算

    壁量計算に加えて、水平構面や壁量バランス、基礎構造を梁はスパン表を利用した計算。耐震等級判定可。

  • 許容応力度計算

    部材一本一本、接合部金物等を計算する方法、計算書類がA4で数百ページに及びます。

 

タマゴグミは、自社で計算ソフトを導入し許容応力度計算を全棟行ない、耐震等級3、台風等級2を標準としています。
但し狭小住宅で耐震等級3が出せない場合は、品質確保上の耐震等級3は必ず確保したうえで、一番安全な方法を探り設計しています。

安心できる地震に強い家とは、地震の時にあなたの命を守るレベルではなく、地震の後も住み続けられる家のことを言います。