人気コラム⑥
内の居場所と外の居場所って?

居場所は「広さ」ではなく、気持ちが切り替わる場所を用意することです。
コンパクトハウスは、面積を増やして解決する家ではありません。
そのかわり、設計で「落ち着く」「切り替わる」「片付く」「家事が回る」をつくります。
その中でも、暮らしの満足度を左右しやすいのが 「居場所」 です。
居場所というと、部屋数を増やすことだと思われがちですが、違います。
大切なのは、家族の生活が重なりすぎず、気持ちを整えやすい場面が家の中にいくつかあること。
岐阜市・羽島市・各務原市・瑞穂市・本巣市・山県市・大垣市・安八郡・揖斐郡・不破郡・養老郡・一宮市・羽島郡・本巣郡のように、土地条件や総額の制約が大きい地域で家づくりを考えるほど、「広さの代わりに、居場所の設計で暮らしを豊かにする」発想が役に立ちます。
このページでは、
・内の居場所(家の中の居場所)
・外の居場所(家の外とつながる居場所)
を、タマゴグミの視点で分かりやすく整理します。
(読み終わるころには「どこを作れば、家が落ち着くか」の当たりがつきます)
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「居場所」とは、座る場所ではなく状態のこと
居場所は、椅子やベンチのことだけではありません。
たとえば、こんな状態が居場所です。
- 家に帰って、荷物が自然に片付く(気持ちが落ち着く)
- ひとりになりたいとき、短時間でもこもれる
- 家族が同じ空間にいても、視線や距離がほどよい
- 仕事・勉強・読書など、目的が切り替わる
- 片付いているから、呼吸が浅くならない(圧迫感が出にくい)
つまり居場所は、「人が落ち着く条件」を設計でつくることです。
コンパクトハウスほど、この条件の差が暮らしやすさに直結します。
内の居場所:家の中に、役割の違う落ち着きを分散させる
内の居場所は、部屋数を増やすより、役割を分ける ことが大切です。
同じリビングでも、役割が違“落ち着きを用意できます。
内の居場所の例(大きさは小さくてOK)
壁際、段差、奥まった一角
(集中・読書・作業)
リビングの中心
(会話・食事・団らん)
寝室手前の小さなスペース
(疲れたときの休憩)
玄関〜手洗い〜収納の流れ
(帰宅後のリセット)
出しっぱなしになりやすい物の“逃げ場所”
(視界が落ち着く)
ポイントは、どれも「広さ」より「配置」です。
配置がよいと、同じ面積でも落ち着きの種類が増え、暮らしがラクになります。
外の居場所:庭の広さではなく「外とつながる感覚」をつくる

外の居場所というと、広い庭やウッドデッキを想像しがちです。
でも、コンパクトハウスで大切なのは 外の面積ではありません。
外の居場所の役割は、主に3つです。
家の中だけで完結しないことで、気持ちが軽くなります。
短時間でも外気に触れられる場所があると、家の中の密度が下がります。
外があると、窓を「ただの穴」にしないで済みます。
光・風が入ると、体感の広さも変わります。
外側(敷地側)に工夫があると、室内を閉じなくても落ち着きやすくなります。
窓を我慢するより、外側で視線をやわらげるほうが、暮らしがのびやかになります。
内×外がつながると、コンパクトでも解放感のある家になる
内の居場所と外の居場所は、別々に考えるより、つなげると効果が大きくなります。
- リビングの先に、外へ視線が抜ける
- 窓辺に、外とつながる小さな場所がある
- 家の中の居場所が、外の光や風とセットになっている
こうなると、家の中が「一つの箱」ではなくなり、
面積以上に広がりを感じやすくなります。
居場所づくりでよくあるズレ
部屋数を増やして、動線や収納が崩れる
部屋を増やしても、片付かない・家事が回らないと疲れが増えやすくなります。
居場所は、部屋数より「暮らしの流れ」の中に置く方が効率的です。
外を作ったのに、使わない
外の居場所は、出やすい場所にないと使われにくくなります。
「見える」「出られる」「ちょっと座れる」くらいで十分です。
窓が多くて落ち着かない
窓を増やすと、明るくなる一方で落ち着きが減ることがあります。
大事なのは、窓の数より「役割」(光/風/視線の抜け)です。
まとめ:居場所は、広さの代わりに暮らしの余白をつくる
・内の居場所は、家族の生活が重なりすぎないように “落ち着きの種類” を分散させる。
・外の居場所は、庭の大きさではなく “外とつながる感覚” をつくる。
この2つが揃うと、コンパクトでも暮らしが窮屈ではなくなり、
「小さいから不便」ではなく「ちょうどよく心地いい」家になりやすくなります。
Q&A よくある質問
A. 無理ではありません。広さより「外へつながる感覚」が大切です。小さくても、出やすくて、光や風を感じられる場所があると暮らしが変わります。
A. 必要かどうかは暮らし方次第ですが、短時間でも外気に触れられる場所があると、家の中の密度が下がり、気持ちが切り替わりやすくなります。
A. 広さだけで解決しないことが多いです。大事なのは役割の違う落ち着きを分けること。小さくても「こもれる場所」「整う場所」があると暮らしやすくなります。
A. 関係します。外側(敷地側)で視線をやわらげる工夫があると、室内を閉じなくても落ち着きやすくなります。窓を我慢するのではなく、外側で整える発想です。
A. 「部屋数を増やして動線や収納が崩れる」「外を作ったのに出にくくて使わない」「窓を増やしすぎて落ち着かない」などです。順番を決めて設計すると避けやすくなります。


- うちは広さより、落ち着く居場所がほしい
- 外の居場所って、うちの土地条件でも作れる?
- カーテン要らずの考え方を、うちの場合で知りたい
無料相談(目安60分)では、状況を伺いながら
- 家族の暮らし方に合う“内の居場所”の考え方
- 土地条件を踏まえた“外の居場所”のつくり方
- 視線・光・動線・収納の優先順位
- 総額の中での配分(どこにお金をかけるか)
を整理し、次にやることが分かる状態を目指します。
株式会社タマゴグミ
一級建築士/コンパクトハウスの専門家 井手 徹
ご希望に合わせてお選びいただけます。
